スチール製電子機器用シャーシ筐体

排熱と剛性を両立!スチール製電子機器用シャーシ筐体(通風スリット付き)の高機能設計

スチール製電子機器用シャーシ筐体

電子機器や通信装置、制御ユニットの内部構造において、シャーシ筐体の精度と排熱性能は機器の安定稼働に直結する要素です。特に密閉空間で使用される機器では、スリットや通風孔の配置が冷却効率を大きく左右します。スチール製電子機器用シャーシ筐体(通風スリット付きタイプ)は、放熱性・構造強度・加工精度のすべてにおいてバランスの取れた設計で、多様な電子機器に対応します。

◇スチール製電子機器用シャーシ筐体とは?

通信機器、サーバー、計測装置などの内部に使用されるベース筐体で、基板や電源ユニットの取り付けを前提とした構造。前後面には通風スリットを設けて排熱性を高め、筐体内の温度上昇を抑制。高剛性のスチール材と粉体塗装により、耐久性にも優れています。

◇製品詳細

・製品名:スチール製電子機器用シャーシ筐体(通風スリット付きタイプ)
・材質:SPCC t1.6
・表面仕上げ:粉体塗装(ブラックまたはシルバー系)
・構造要素:前面・背面の通風スリット/基板固定用スペーサー・ねじ穴/背面ファンマウントメッシュ部/側面ブラケット付き(ラックマウント対応)

◇特長

・粉体塗装による高耐久・高防錆性能
・通風構造により内部熱を効率的に排出
・筐体剛性が高く、重負荷機器にも対応
・内部への基板固定やファン取り付けが容易
・標準ラックや筐体への組込みにも対応する取付ブラケット付き

◇使用例

・19インチラック用通信ユニットベース
・分析・計測装置の制御筐体
・制御装置やPLCの電子部品収納シャーシ
・サーバーやネットワーク機器の内部構造体

◇加工方法

レーザー切断で各パーツを高精度に加工後、プレスブレーキで曲げ形成しています。通風スリットやファンマウント部を切削・打ち抜き加工し、各部にタップ加工を施します。塗装工程では粉体塗装により均一な仕上がりと耐久性を確保し、最終組立時にはねじ穴やスペーサー部の精度確認も徹底して行われます。

◇取組み

搭載機器や使用環境に応じて、スリット位置やブラケット形状などのカスタマイズに対応可能です。設計段階からの図面レス対応や試作支援も実施し、多様な電子機器への組み込みに最適なシャーシ筐体として製作を行っております。

◇まとめ

電子機器の性能を最大限に引き出すには、構造体であるシャーシの精度と排熱対策が不可欠です。通風スリット付きのスチール製シャーシ筐体は、冷却性・剛性・施工性を兼ねています。