
◇高精度切断技術で差がつく!ステンレス加工の基本
ステンレス製キャビネットの品質を左右する工程の一つが「切断」です。寸法精度、切断面の美しさ、バリの有無は後工程の曲げ・溶接・組立に大きく影響します。目的や板厚、形状に応じて最適な切断方法を選ぶことが、製品精度と納期短縮の鍵になります。
◇主な切断方法と特徴
・シャーリング切断:直線切断に向いており、シンプルな構造に適用。コストが低くスピーディー
・レーザー切断:複雑形状にも対応可能で高精度。仕上がりが美しくバリが少ない
・タレットパンチプレス(タレパン):穴あけ・切欠き・簡易曲げ加工も可能。中量産向け
◇選定時のポイント
・図面の形状に応じて、コストと精度のバランスをとる
・量産品は金型を使った打ち抜き、試作や多品種小ロットはレーザーが有利
・後工程を見据えた加工順を検討することで手戻りを防止
切断工程の品質が悪いと、寸法ずれ・バリ・歪みなどが発生し、溶接や組立に支障をきたします。特に高精度を求められる筐体では、切断精度の管理が不可欠です。
オーディーケーでは、製品の仕様やロットに応じて最適な切断設備を選定。板厚や材質に応じた最適条件で加工し、バリの少ない高品質な切断を提供しています。