
制御筐体における熱対策の重要性
制御機器やPLC、電装ユニットの安定稼働には、適切な温度管理が不可欠です。
密閉構造の制御筐体では内部に熱がこもりやすく、電子部品の劣化や誤作動、故障の原因となる可能性があります。
特に産業機器や工作機械周辺では、外気温や周辺環境の影響も受けやすく、放熱対策の有無が装置寿命に大きく影響します。
こうした課題に対応するのが、「放熱スリット付き制御筐体」です。
放熱スリット付き制御筐体とは
放熱スリット付き制御筐体は、側面や背面などに通気スリットを設けることで、内部にこもる熱を効率的に外部へ逃がす構造の金属製筐体です。
強度や保護性能を維持しながら、自然対流による冷却を促進。
密閉性と放熱性をバランスよく設計することで、防塵性と温度管理を両立します。
空冷ファンに頼らない“自然放熱設計”も可能なため、メンテナンス負担の軽減にもつながります。
放熱スリット付き制御筐体の特長
放熱スリットにより自然放熱を促進し、内部温度の上昇を抑制します。
これにより、制御基板や電装ユニットの熱負荷を軽減し、長寿命化と信頼性向上が期待できます。
高剛性構造により、振動や衝撃から内部機器を確実に保護します。
レーザー加工による精密なスリット形状は、機能性だけでなく外観品質にも配慮しています。
材質はSUS304(ヘアライン仕上げ)、SPCC粉体塗装、A5052アルミなどから選択可能です。
設置環境や用途に応じた最適な素材をご提案いたします。
製品仕様(参考)
製品名:放熱スリット付き制御筐体
寸法例:W400×D300×H200(カスタム対応可能)
構造:上部・側面・背面いずれかに放熱スリット配置
正面開閉式構造/背面取付穴付き
サイズやスリット配置は、使用機器や設置環境に応じて設計可能です。
主な用途・導入事例
・制御盤内の中継ユニット収納
・PLCや小型サーバーの格納ケース
・通信機器・センサー制御ボックス
・産業用設備の電装部収納筐体
熱対策が必要な幅広い分野で採用されています。
加工方法と品質管理
筐体はレーザー切断後、精密曲げ加工を行い、TIG溶接またはビス組立により仕上げます。
放熱スリットは、放熱効率と防塵性のバランスを考慮して設計します。
仕上げはヘアライン研磨または粉体塗装に対応。
小ロット試作から量産まで柔軟に対応いたします。
放熱設計のカスタマイズ対応
設置場所や周囲温度、内部発熱量に応じて、スリットの形状・位置・開口率を最適化します。
放熱試験結果を踏まえた設計提案にも対応可能です。
図面がない段階からのご相談や、既存筐体の改善提案にも対応しております。
まとめ|制御盤・PLCの熱対策に最適な放熱構造
放熱スリット付き制御筐体は、制御機器の熱対策と保護性能を両立させる実用的なソリューションです。
高精度な板金加工技術と柔軟な設計対応により、装置の安定稼働と長寿命化を支援いたします。
制御筐体の熱対策をご検討の際は、ぜひご相談ください。
