表面処理

手術用具ケースの製造実績|オートクレーブ対応の耐久設計

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手術用具ケースを作るのは、本当に大変でした。特に耐久性を保ちながら何度も高圧蒸気滅菌に耐えられるようにするには、試行錯誤が必要でした。でもその分、完成したときの達成感はひとしおでした。

◇業界

医療機器

◇仕様

  • 素材:鉄
    アルミ
    ステンレス
  • ロット:1~100個
  • 精度:±0.5mm程度

◇手術用具ケースとは?

手術用具ケースは、手術に必要な器具を清潔に保ち、安全に運搬するためのケースです。アルミ製で、サイズは600×350×200と大きく、何度もオートクレーブ(高圧蒸気滅菌)にかけても耐久性を損なわないように設計されています。

◇使用例

・ 病院での手術室
・ 医療器具メーカーでの製品保管
・ 移動手術チームの器具運搬
・ 研究施設での器具保管

◇加工方法

この手術用具ケースは、レーザー加工、プレスブレーキ、リベットカシメ、硬質アルマイト処理、耐熱シルク印刷、ゴム整形といった最新の加工技術を駆使して作られました。特にアマダの「LC-2012C1NT」レーザー加工機と「HG1003ATC」プレスブレーキが大活躍しました。

◇取組み

手術用具ケースの製作にあたり、最も重要視したのは耐久性と安全性です。何度もオートクレーブにかけられるために、硬質アルマイト処理と耐熱シルク印刷を施しました。また、リベットカシメによる強固な組み立てと、精密なゴム整形も行いました。これにより、高い耐久性と安全性を実現しました。

◇まとめ

手術用具ケースの製作は難しいプロジェクトでしたが、最新の加工技術と弊社のノウハウを結集して成功させることができました。医療現場での使用を考慮した高耐久性と安全性を誇るこのケース、ぜひ一度ご検討ください!