YAGレーザースポット溶接

ステンレスR曲げ加工|三本ロールとTIG溶接による歪みゼロの技術

YAGレーザースポット溶接

今回の製作では、ステンレスのカバーを製作する際に三本ロールを使ったR曲げ加工とTIG溶接を駆使して、歪のない美しい仕上がりを実現しました。曲げと溶接はどちらも高い技術を要し、特にステンレスは熱による歪みが発生しやすいため、慎重に進める必要がありました。最初はなかなか思うようにいかず、何度も試行錯誤を繰り返しましたが、最終的には満足のいく仕上がりを得ることができました。

◇三本ロールによるR曲げとは?

三本ロールは、住谷製作所のウレタン三本ロールを使用してステンレスをR形状に曲げる技術です。この機械を使用することで、曲げる角度や強度を細かく調整しながら美しいアールを作り出すことができます。特にステンレス素材の特性を理解し、適切な力加減で加工することが重要です。

◇使用例

– ステンレス製のカバー
– 保護シールド
– 各種機械の外装パーツ

◇加工方法

加工には、ウレタン三本ロールとパナソニック製のデジタルインバーターTIG溶接機を使用しました。まず、三本ロールを使ってステンレスを精密にR曲げ加工し、次にTIG溶接で接合部分を丁寧に仕上げました。TIG溶接は高い精度が要求されますが、デジタル制御により、薄板でも歪みを最小限に抑えることができました。

◇取組み

曲げ加工から溶接、そして最終仕上げに至るまで、一貫して社内で対応しました。特に歪みを抑えるために、溶接時には冷却速度や溶接角度に注意を払い、経験豊富な技術者が丁寧に作業を行いました。チーム全員が、完成時の美しさを追求し、こだわりを持って製作に取り組みました。

◇まとめ

ステンレスのカバーや外装パーツ製作でお困りの方、特に歪みが気になる方には、三本ロールによるR曲げとTIG溶接を用いた当社の技術がお役に立てます。見た目も機能性も優れた製品を提供しますので、ぜひご相談ください。