アルミニウムとステンレスと鉄の違いをわかりやすく解説!

アルミ、ステンレス、鉄の違いを分かりやすく解説!

当社でも扱っている「アルミ、ステンレス、鉄」は、私たちの身の回りでよく軽い金属ですが、それぞれの特徴が違います。

錆びやすさ

  • アルミ:酸素と結合して酸化皮膜を作るため、非常に錆びにくい。この酸化皮膜はアルミを保護する役割も果たします。
  • ステンレス:クロムを含んでいる為、空気中で酸化しにくい。非常に高い耐食性を持っています。
  • 鉄:空気に触れると酸化し、赤錆が発生します。防錆処理をしないとすぐに錆びてしまうため、様々な方法で錆止めが実施されます。

重さ

  • アルミ:比重が小さく、非常に軽い金属です。
  • ステンレス:アルミよりは重いですが、鉄よりは軽いです。
  • 鉄:比重が大きく、重い金属です。

強度

  • アルミ:柔らかく、加工しやすい反面、強度が弱い金属です。
  • ステンレス:硬く、強度が高い金属です。
  • 鉄:強度が高く、建築物や機械など様々な用途に使われています。

価格

  • アルミ:比較的安価に入手できます。
  • ステンレス:アルミよりも高価です。
  • 鉄:アルミやステンレスに比べて安い場合が多いです。

まとめ

金 属錆びやすさ重 さ強 度価 格
アルミ非常に錆びにくい軽い弱い安い
ステンレス錆びにくい中程度高い株価
錆びやすい重い高い安い

それぞれの用途

アルミニウム、ステンレス、鉄は、それぞれ特徴が異なるため、用途も大きく異なります。
それぞれの金属がどのような場面で活躍しているのか、具体的な例を簡単に紹介します。

  • アルミ:熱や電気の伝導率が求められる製品に使用されます。
     航空機:機体、翼、エンジン部品など、軽量化が特に求められる部分に多く使用されます。
     自動車:エンジン部品、ホイール、ボディパネルなど、軽量化と耐食性が求められる部分に使用されます。
     家電製品:ノートパソコン、スマートフォン、冷蔵庫など、軽量でスタイリッシュなデザインの製品に多く使われています。
     建材:サッシ、外壁材、屋根材など、軽量で耐食性が高い建材として使用されます。

  • ステンレス:鏡面仕上げなど、様々な表面処理が可能なため、清潔さ・高級感を出したい製品に使用されます。
     キッチン:シンク、調理台、冷蔵庫など、水や油に触れる機会が多い場所で衛生的に使用できます。
     医療器具:手術器具、医療用容器など、滅菌処理を繰り返しても変色や腐食しにくいことが求められます。
     建築:外壁材、手すり、エレベーターなど、耐久性と美観が求められる場所に使用されます。
     工業用機器:化学プラントの配管、食品加工機械など、腐食性の高い環境で使用されます。

  • 鉄:強度が求められる製品に多く使われます。
     建築:鉄骨構造、鉄筋コンクリート、橋梁など、大規模な構造物を支える材料として使用されます。
     自動車:フレーム、シャシー、エンジン部品など、車の骨格を構成する重要な部品として使用されます。
     機械:工作機械、産業用ロボットなど、動力伝達や負荷を支える部品として使用されます。

どの金属を選ぶかは、製品に求められる性能によって異なります。
例えば、軽量で錆びにくい製品を作りたい場合はアルミ、耐食性と強度を両立させたい場合はステンレス、強度が求められる場合は鉄を選ぶ、といった具合です。

もっと詳しく知りたい方へ

  • 各金属の特性:それぞれの金属には、他にも様々な特性があります。例えば、熱伝導率や電気伝導率、加工性などです。
  • 合金:純粋な金属だけでなく、他の金属と混ぜた合金も広く使われています。合金にすることで、それぞれの金属の特性を知ることができます。
  • 表面処理:金属の表面に様々な処理を行うことで、耐食性や外観を向上させることができます。

当社ODKでは、これらの特性を活かした板金・溶接・パイプなど得意な分野が多方面にございます。
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